お知らせ・活動記録
Information/Activeity Log
やさしさのあるまちづくりと生き方のデザイン学習
1月26日、昨年11月にもお邪魔した北九州市立市立鞘ヶ谷小学校へ。
1000人の夢寄金 第6回助成事業の1つで生き方のデザイン研究所が実施する
「子どもたちが主体的に生きるチカラを育む『生き方のデザイン授業』」の取材でした
この日の授業は、前回と同様、4年生29名が対象です。
昨年9月から数回にわたって行われた授業のまとめの回で「学習のまとめ ともにつくる発表会」が行われました。
具体的には、①初めの言葉、②肢体不自由について、③道具の開発、④聴覚障害について、⑤ゲーム、
⑥視覚障害について、⑦終わりの言葉の各項目を数名のグループで担当し、寸劇を中心に発表していきました。
②肢体不自由についてでは、車椅子で生活している方の生活のなかで気が付いたことを実践しました。
③道具の開発では、ライト付き白杖と声が文字表示されるパソコンについて寸劇で商品説明をしました。
コーディネーターの遠山さんからは、これらが既に商品化されているとみんなにお知らせがあり、
一同びっくりでした。
④聴覚障害についてでは、可愛い女の子ユリさんの一日を紙芝居風に発表があり、聴導犬についても説明していました。
⑤全員参加のゲームはいつも盛り上がります。今回は目隠しをしたままで手渡しされるものを当てる伝言ゲーム。
障害のある方も先生も全員参加です。次はみんな声を出さずに口の動きを読み取る伝言ゲーム。
口の動きだけではなかなか正確に言葉を読み取り理解するのが難しいことがわかりました。
⑥視覚障害についてでは、障害のあるなしに関わらず、より多くの人々が使いやすい商品を
「共用品(きょうようひん)」と呼ぶことを、恥ずかしながら私は初めて知りました
例えば、牛乳パックの切り込み、お酒の点字、家電製品のスイッチの凸点などは、
障害に関係なくより多くの人にとって使いやすく、また危険回避の意味があるそうです。
半年間にわたる授業のまとめをみんなで楽しく勉強することができました。
このような実体験によって、子どもたちは将来大人になった時に、当たり前のことのように考え、
自然に行動できるようになるのだろうと実感した取材でした。
2月にはこのシリーズ授業の最終回。主体的に生きる力を育むキャリア教育・ドリームマップ授業を行う予定です。
みなさまからのご寄付によって、生き方のデザイン授業を支援できています!心からありがとうございます
鞘ヶ谷小学校4年生29名の皆さんが集まりました。今日はこれまでのまとめの授業です。
肢体不自由について。様々なケースがある。 外見ではわからない時も。介助が必要な人もいます。
いつもながら活発な意見発表です! コーディネーターの遠山さん。説明がわかりやすいです。
視覚障害、聴覚障害を持つ講師の方と要約筆記スタッフ。これがあったらいいな!道具の開発。
カメラ付白杖。夜間はライトも点きます。 道具第2弾 話した言葉が文字表示されるパソコンの説明
聴覚障害があるユリさんの一日を紙芝居風に。 休み時間はみんなで楽しく質問や意見交換します!
視覚障害者をお連れするときに肩を貸します。 ゲームはいつも大盛り上がり!手触りしりとり。
ふ・く・しにはこんなやさしい意味があります。 視覚障害の方から文字を大きく少なくといった意見も。
盲導犬の接し方、触ったり気を引くのはダメ。最後に全員でお約束のキラキラ拍手です。お疲れ様!