お知らせ・活動記録
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留学生による男茶会に参加しました!
3月12日、日曜日、小倉北区にある小倉城庭園で開催された「男茶会」という
珍しいタイトルの催しに参加してきました
NPO法人 学研都市留学生支援ネットワーク「FORSNET」が主催する留学生によるお茶会であり、
1000人の夢寄金 第5回助成事業の1つです。
この茶会は、海外からの留学生が、日本の伝統的文化である「茶道」を通して地域の方々との相互理解を深め、
多文化共生への未来を拓くことを目的にした国際交流事業。
海外の方が日本の文化を学び、発信するという個性的な文化教育事業とも言えますね
お点前を披露していたのは、若松ひびき灘学研都市の早稲田大学大学院や九州工業大学大学院などに留学生として
日本にやってきた8か国15名のチームメンバー。
着物と袴を着用し、荘厳かつ重厚な雰囲気の中で古式にのっとった本格的な男点前を披露していました
本格的な和室での濃茶やもっと気軽に楽しめるよう立礼席も用意されていました。
留学生による会ならではだったのは、時間によって、in Japanese だったり、in Englishだったりと
使われる言葉を変えていたことです。
私が参加させていただいた午後からの立礼はin Englishで、茶室はほぼ満員でした。
一般のお客様も多かったのですが、なかでも飯塚第一中学校の茶道部の生徒さん方が団体で参加されました。
本格的な表千家の茶道体験もさることながら英会話の勉強も兼ねているらしく、
質問事項を英語で準備してきていました
この事業は今年でちょうど10年目を迎えるとのこと。
これまで数多くの留学生が日本の価値観や精神にふれてきたということになります。
心を込めてお茶をたてる「モノ作りの精神」。
ひとつの窯から同じ湯を汲む「平等の精神」。
相手を重んじる「礼節の精神」。
そんな日本の精神を留学生たちが学び、お世話になった方々をはじめとする地域の皆様に披露して、
おもてなしをするという逆転の発想からなるこの茶会。
多くの留学生達が在籍する北九州学術研究都市から感謝と平和の心を発信しています。
文化教育事業としての魅力があると同時に、このまちとアジア諸国との橋渡しにもつながる事業だと感じました
受付では女性もにこやかにお手伝い 一般のお客様も多かったです 厳かに始まります
シリア出身のベラさん素晴らしい所作 Question-and-answer session 和やかな雰囲気の中にも皆さん真剣です
質疑応答を懸命に書き取ります たいへん気持ちの良いお茶会でした!