お知らせ・活動記録
Information/Activeity Log
西南女学院ANAKOT事業 カンボジア文化交流会
1月4日(木)西南女学院大学ANAKOTのカンボジア教育支援プロジェクト活動に参加してきました。
同大学の学生さんが取り組んでいる事業であり、1000人の夢寄金 第6回助成事業の1つです。
この活動は、カンボジアのバティ高校(中高一貫)に教科書や本を贈る事業で、5年前に始まりました。
これまで教科書を400冊、本を40冊、バディ高校に届けてきたそうです
軍事政権の終息以来、近年のカンボジアは素晴らしい経済発展を遂げていますが、
未だ教科書を買えない家庭の子も多く、
学校の生徒一人に一冊の本が供給できる状態には至っていません。
2016年、カンボジアの首都プノンペン市と北九州市が姉妹都市になったのを契機に、
次は日本にご招待しようと考え、今回の事業となりました。
交流のあるバティ高校から英語の先生とバティ高校OGの2名の大学生(といっても17歳です!)が、
北九州にやってきました
会場は、小倉北区魚町商店街内にある北九州まなびとESDステーション。
正月明け4日にもかかわらず、25名の一般の方々(外国の方も数名)が参加されていました。
事前に学生パワーでお誘いした皆様です
ざっくりと当日のスケジュールをご紹介すると…
★12:00~13:00カンボジアの文化及び養育についての講演会(学生による日本語通訳有)
★13:00~14:00ランチタイム(ココナッツカレー、黒胡椒クッキー)
★14:00~15:00日本とカンボジア伝統文化の体験
最初の講演会では、先生も学生さんもかなり一生懸命で熱が入り、予定時間をオーバーして、
カンボジアの文化、教育について、特に女性教育についてなどのお話がありました。
ソンペアと呼ばれる合掌する挨拶について学生お二人から説明があり、
挨拶をする相手の地位によって、合掌の手の高さが変わるのを教わりました。
友人や同年代の人は胸の高さ、目上の人・年長者へは口の高さ、両親・先生へは鼻の高さ、
王様へは額の高さ、仏様へは最も高く頭上、と次第に手の高さが上がって行きます。
合掌は蓮の花びらを意味しますので少し膨らみを持たせて手を合わせるそうです。
教えてくださったカンボジアの学生さんお二人とも立ち姿がとてもきれいだったのが印象的でした
一方、日本からは北九州の環境事業についてANAKOTメンバーによる英語の発表がありました。
北九州市がどのように最悪の環境から立ち直ったのか、
また現在、他の国にその技術を教えていることなどの説明でした。
ラインチタイムは、西南女学院栄養学科メンバー手作りのココナッツカレーと黒胡椒クッキーを
参加者みんなでいただきました。
ココナッツカレーは辛くなく、まろやかで美味しかったです。
黒胡椒クッキーはカンボジアの黒胡椒を使ったもので、
北九州にあるベーカリー・ドレスデンさんにご協力いただき、販売しています。
売り上げはこの事業の一部に還元されています。
たいへんご馳走様でした
まなびとESDステーションでのプログラムのあとは、日本の着物を着て、
ANAKOTメンバーと一緒に八坂神社などを訪問されるとのことでした。
カンボジアの皆さん、実は前日には来日していて、門司港レトロや皿倉山の夜景、
そして資さんうどんなども楽しまれたようです。
今回の来日については、企画、招聘、コース設定、実施、現地アテンド等まで
全て西南女学院ANAKOTメンバーだけで行っています。
メンバーの皆さん、たいへんお疲れさまでした。
最後になりましたが、ANAKOTアナコットとはクメール語で「未来」を意味しているそうです。
素敵な名前だと思いませんか?
この事業がいつまでも続くように祈っています
ソーム・オークン<ありがとうございます>
本日のプログラム 学生の味方、北九州まなびとESDステーション
ANAKOTのメンバー、企画・招聘・実施等全て自前!ココナッツカレーを作ってくれた栄養学科の皆さん
プレゼンは英語発表と学生による同時通訳で進行! カンボジアからいらっしゃった先生です
カンボジアからいらっしゃったお二人の学生さん。合掌の仕方を教えてくださいました。
あわせる手の位置は仏様に祈るときが最上位です カンボジアの代表的な料理の紹介
年始にもかかわらず、25名の方が参加されました カンボジア、バティ高校についての説明の様子
北九州市の環境対策について英語による発表 ANAKOTは自費でカンボジアへ渡り、本を届けています
本日の昼食 ココナッツカレーと黒胡椒クッキー 日本の伝統文化けん玉で盛り上がります―!
ご馳走様でした。
カンボジアの学生が考えた希望溢れる
未来の学校がアナコットのトレードマーク!